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用語 – Animationによく使われてる用語編

ここからでも飛べますよ( ・∇・)

絵コンテなどに使われたり、映像やアニメーション用語をとりあえず、まとめてみた!じゃなく
誰かのサイトから持ってきてみた!問題あればメールください!
貴重な情報、ほんとに助かります。ありがとうございます。

参考サイト

http://members2.jcom.home.ne.jp/a_mtk/termf/termme.html

用語

A.C
アクションカット。前のカットからアクションが続いていること。カットつなぎ参考。

BANK
バンク。セル、或いは映像を使い回すこと。TVシリーズでキメポーズや変身シーンなど、何度も同じ場面が出てくるときに使います。目にする回数が多いので、作画も力の入った物になることが多いです。作画する人も、力量のある人に頼んだりします。(最近はそうでもないのがあったりしますが・・・)
会社によってはDNと言うところもあるようです。

BG
ビージー。バックグラウンドの略。背景です。

BGONLY
ビージーオンリー。BGのみ、或いはBGとBookのみで、セルに描かれたキャラがないcut。どのような場所にいるかの説明のために、シーンの頭に付けられることが多いです。時間経過を表すために、付け加えられることも。

BG組み(ビージークミ)
背景で描かれたものにキャラクターが隠れるとき、背景の輪郭に沿ってクミ線を引き、背景に隠れる部分を描かないようにします。これをBG組と言います。

Book
ブック。前景です。キャラクターが背景に隠れるときに、形が不定型だったり、細かい部分が多くクミ線を切るのが難しいときに使われます。
以前撮影をしていた方の話では、なぜBook(本)と言うのか・・・はよく分からないそうです。いつの間にか前景をBookと呼ぶようになっており、誰が使い始めたのかも不明だそうです。前景と背景で、セルを本のように挟むからではないか、とその方は仰っていましたが・・・。

DF
ディフュージョン・フィルター(Diffusion Filter)の略。撮影するときにフィルターで光を拡散(diffusion)させ、画面を白っぽく飛ばすこと。強い光の中や、靄、柔らかいイメージなどを表すときに使われます。
DN
Duplication Negativefilm(デュプリケーション・ネガティブフィルム)の略。デュープネガ。以前、某ロボット物の絵コンテで、変形シーンの所に、BANKではなくDNと書かれているのを見ました。後でそれがデュープネガの略で、BANKシーンをネガフィルムからおこすことと知ったのですが、辞書で調べるとDupe=まぬけ!?・・・ではなくてDuplicate(複写)の略だったんですね。シーンの使い回しで、観客をだましているからかと思ってしまいました。

ED
エンディング。本編が終わった後に、作品の余韻を残すような歌や音楽が、映像と共に流れる。キャストやスタッフがこのとき一緒に出ることが多い。劇場作品は、劇場用の主題歌を流すことがあります。
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F.I
フェードインの略。フェードアウトの逆で、画面に、絵が徐々に見えてくるようになること。暗い画面から、だんだん明るくなって画面が見えてくるようになる場合と、カット内で、セル等がだんだん見えるようになってくることを言う場合があります。

Fix
フィックス、固定。画面を固定させて撮影することです。所謂、ごく普通のカットと言うところでしょうか。

F.O
フェードアウトの略。フェードインの逆で、絵が徐々に見えなくなっていくこと。画面がだんだん暗くなって見えなくなる場合と、カット内で、セル等がだんだん薄くなって見えなくなる場合とがあります。

Follow
フォロー。移動している人物や物を、画面からはずれないように追いかけること。キャラクターの位置を変えずに、背景だけをずらしながら撮影します。

Follow PAN
フォローパン。付けPANとほぼ同じなのですが、付けPANは作画をスタンダードサイズでして、背景をスライドさせて撮影し、Follow PANは、大判で作画して、背景とセルを一緒にスライドさせて撮影します。 Follow PANと付けPANが、逆の意味の会社もあるようです。もしかして、私が教わった方が、違っているのかもしれませんが、あくまで私が習った用語と言うことで勘弁してくださいm(__)m。ただ、今まで作打ちをしてきた中で、「逆だよ。」と言われたことがないので、これで良いかなと思ったり・・・。

Hi、ハイライト
光が当たって明るくなっているところ。通常、白かそれに近い色で塗られています。色トレスになることが多いので、作画時には赤の色鉛筆で描き、黄色で塗ります。

Hiコン、ハイコン
high contrastハイコントラストの略。強い光が当たって、明るいところと暗いところの差が大きいこと。光が当たっている部分を白っぽくし、影の部分をうんと暗い色、場合によっては黒にして、明度差をつけます。
OFFセリフ
台詞を言うキャラクターが、画面外にいたり、背中を向けていて、口パクしているのが見えずにしゃべっているのを、OFFセリフといいます。コンテやタイムシートに、丸囲みで「OFF」という指示を入れておきます。背中向きの時は、丸囲みで「背」と書きます。
O.L
オーバーラップの略。一つの絵に、別の絵がだんだんと重なって見えてくるようになることです。
OP
オープニング。本編の前に、主題歌と共に映像が流れることが多い。作品の顔ともいえる部分。

PAN(パン)
画面が横や縦に動くこと。縦に動かすのは下から上へはPAN UP、上から下へはPAN DOWNと言います。また、横に動かすことを横PANと言うことも。アニメーションの撮影では、カメラが横に動くことはないので、背景とセルの方を横にずらしながら撮影します。 実写で言うところのPANとは、カメラの位置は動かずに、カメラを左右に振り向けるのをPANと言うそうです。カメラごと動いて、長い景色をとるのは移動とかトラッキングとかクレーンとかと言うそうです。アニメーションの場合、カメラを左右に振るなんてことはできないので、絵の方を動かすのですが、レイアウトを描く段階でパースを考えながら描けば、PANと移動との違いは出せます。言うは易し行うは難しです・・・。

QAR
クイックアクションレコーダー。撮影前に、動きやタイミングを確認する為に、動画場合によっては原画の段階でビデオカメラ(の様なの)で撮影し、コンピューターに取り込んで、モニターで確認する為の、専用の機械。 別名、悪魔の機械。監督のおもちゃ。あ、いや、えーと、動画の時分大変お世話になりましたです、はい。おかげで仕事が増えたし。あまり頼りすぎない方がいいといわれましたが、でも、QARのおかげで、撮影後のリテークが大分減ったということもありました。
ものすごく高価な機械だったと記憶しています。
私が新人として入った会社にありましたが、QARを使いこなしていたのは若い人ばっかりでした^_^;。その後別の会社に移り、そこでもQARを導入しましたが、監督が若い制作に機械の操作を任せて、自分では触ろうとしていませんでしたね、そういえば。
BBSにも書いてますが、aliceさんからの情報では、QARに変わって今は『ランチボックス』と言うのが出来たようですね。こちらは、QARのような動きの確認用だけではなく、丸々一本作品が作れてしまうらしいです。とはいえ、私は実物を見たことも触ったこともないので全然解らないんですが。

QPAN
早くPANさせることを、QPAN(クイックパン)と言います。秒数では1/4〜1/2秒位、コマ数では6コマ〜12コマぐらいです。フラPANと同じ。

SE
サウンドエフェクトの略。台詞や音楽以外の音響効果。動きと音が関係するときには、特にタイムシートに「SE|〜〜」と書いたり、音の入るポイントに×印をつけたりします。

S.L
スライディングの略。背景やセル等を横に動かすことです。

T.B
トラック・バックの略。カメラが被写体から遠ざかること。画面上では、キャラクターが小さくなっていくように見えます。実写ではT.Bとズームバックは違うのですが、アニメではどちらも同じ意味で使っているのが殆どですが、カメラが被写体に近づいていくような効果を出す為に、手前に有るキャラやBookをS.Lさせたりします。此を密着SLといいます。

T.U
トラック・アップの略。T.Bの逆で、カメラが被写体に近づくこと。キャラクターが大きくなります。

W.I
真っ白の画面から、だんだん画面が見えるようになってくること。

W.O
画面がだんだん白くなって、最後には真っ白になること。W.Iの逆。

wxp
ダブらしとおなじ。けど、なんて読むのか知らないです。単に「ダブルエックスピー」と言ってます・・・。
Double exposure(二重露光)を略したものなんですかー。知らなかった・・・。

アイリス・アウト
画面が、一点に向かって黒くなっていくこと。話の終わりなどによく使われます。 アイリスとは瞳の虹彩のこと。虹彩が絞られるように、画面が絞られているからだと思うのですが違ったらどおしよう。

アイリス・イン
アイリスアウトの反対。黒い画面の一点から絵が見えてそれが広がっていき、全面見えるようになること。

アイレベル
eye level。目線の高さ。レイアウトを描く時、まずはアイレベルを決めてから描きなさいと教わりました。アイレベルを下げると、見上げた構図になり(あおり)、上げると見下ろした構図(俯瞰)になります。
あおり
下から見上げた構図。アイレベルは低い位置になります。 ちなみに「あおり」で辞書を引いても、違う意味が出てきます。「仰向く(あおむく)」から変化したのか、風をあおるような動作からなのか。

アクションつなぎ
A.Cと同じ。

あたり
下書きのさらに下書き。背景や人物などの位置や、動画の動きなどを、簡単な線で描くこと。美術で言うところのあたりとは、原画が描いたレイアウトを背景用の画用紙などに重ね、上からパースや建物等の簡単な位置を、書けなくなったボールペンのような堅いものでなぞって、印を付けることを言います。 以前、当たりをつけた後のレイアウトを見せて貰ったことがありますが、その人は、書けるボールペンを使っていました(L/Oが真っ黒)。

アップ
1. 人物などの顔や、対象物などが、画面に大写しになること。表情などをよく見せたいときに使われます。首から上を写すのをアップと言いますが、もっとカメラが寄って、目だけとか口だけになることも。どアップとか超アップとか、超どアップとか、瞳の部分のアップとか。バストサイズ参考。
2. 作画などの製作期限。所謂締め切りの日のことなのですが、「締め切り」と言うと、締めと勘違いされてしまいます。 作画の期間を聞きたいときは、「締め切りはいつですか?」とは聞かずに、「アップはいつですか?」と聞きましょう。ちなみに新人の頃、アップと締めの違いがわからず、とんちんかんな会話をした覚えがあります。
私「(今やっている話数の)締め切りっていつなんですか?」先輩「え?締めは25日締めで、来月の15日が支払いだよ。」私「???あ、そうなんですか・・・。」気の弱かった私は、アップが何日か聞けずじまいでした(笑)。
アニメーション
絵などを一コマ或いはそれ以上ずつずらしながら撮影し、それを連続して再生すると動いて見えるようにしたもの。アニメーションanimationの語源は、ラテン語のanima(生命、霊魂)で、アニマルanimal(動物)と一緒。animatedとは、命を与えると言う意味。

アバン
アバンタイトル。avant titleとでも書くのかな?アバンとは”前”というような意味のフランス語です。アバンギャルドとかアバンゲールとか。英語で言うところのadvanceですね。普通、OPがあってその中で作品タイトルが出て、それから話が始まる、という流れですが、OPの前に、作品の世界観を説明する為のシーンが付くことがあります。それをアバン、或いはアバンタイトルといいます。
以前は、小説などと同じようにプロローグと言っていたと思ったんですけどねぇ。最近は違うのね・・・。

アフレコ
アフターレコーディングAfter Recording(AR)の略。絵の部分だけが完成したフィルム・ビデオに後で台詞や音を録音すること。・・・なのですが、今は絵の部分が完成する前にアフレコをすませてしまいます。

イメージBG
イメージで描かれたBG。どういう場所にいるかなどは関係なく、キャラの感情などを表現するために、明るい光が飛んでいたり、どよ〜んとした暗い色で描かれていたりします。 L/Oを描く段階では、BGのパースを気にしなくていいのではっきり言って楽です。大まかな線を引いたり、丸を描いたりして、美術にお任せになることが多いです。

一原
第一原画の略。

色パカ
色の塗り間違いで、一瞬妙な色が見えることがありますが、それを色パカと言います。『パカ』とは違います。 リピートしていると、何度も何度も、色がパカパカ変わって見えます。また、塗り間違いでなくても、大きい動きで絵の変化が大きい時や、セル移動で、AセルからDセルのように移動が多い時、色パカしているように見えます。セルが重なっているほど絵が暗くなるので、下の方にあるセルが上の階層に移ると色が変わって見えてしまうからです。なので、セル移動は二階層以内、出来れば一気に移動させるのではなく、AからB、BからCと、順繰りに移動させて欲しいと言われたことがあります。どうしても三階層以上のセル移動をさせなければならない時、彩色さんに、色をセル移動に会わせて、暗めの色にや明るめの色にできないかと相談したことがありますが、撮影の時の照明も関係してくるので、上手くいかないと言われました。
もちろんデジタルでは、AセルからHセルへ移動しても、色が変わることはありません。なので、結構平気でセル移動しているのですが、あまりやりすぎると作画やタイムシート付けの時にこんがらがってしまいますので程々に。

絵コンテ
絵入りコンティニュティーの略。つまり絵入りの台本。演出が、作画の指示を絵と文字で示したもの。監督が描く場合もありますが、演出や絵コンテマンと言われる人が描く場合も。なかには監督が文字だけ書いて、作画の人間が絵を描くなんてこともあります。また、ここから台本をおこしたりもします。コンテと言うときもあります。

エフェクト
アニメーションでエフェクトとは、炎、水、風などの、自然物の動きのことを言います。エフェクトを訳すと効果という意味なのですが、効果とエフェクトは別のものを指します。また特殊効果も別です。 海の波や、風に服や髪の毛がなびいていると、エフェクトが多いカット、などといいます。昔は『エフェクトの鬼』というような人たちが沢山いたのに、今は水や炎をCGで表現する作品が増えてきて、そういう人がめっきり少なくなってしまったように思います。

演出
話の流れ、画面の構成、キャラクターの演技を決めること、またその人。監督が演出をすることもあれば、別に立てる場合もあります。

大判
通常のサイズより大きい紙に作画することを、大判作画といいます。縦に長い、横に長い、全体的に大きい、何れの場合も大判といいますが、縦か横のみに長い時は、長セルともいいます。
セルアニメでは、撮影台の関係で、最大は240Frです。デジタルでは、多くの会社のスキャナーがB3サイズまでですので、概ね200〜220Frでしょうか。それより大きいときは、分割してスキャンすることがありますが、大抵はレイアウトの段階で縮小コピーされてしまいます。

オバケ
速い動きでものの形がはっきり見えないときなどの、残像を表現したもの。迫力を出したいときや、ギャグものではよく使われています。動画枚数を減らす為に使うことも・・・。

オプチカル(光学)合成
これもデジタルになってからは殆ど、使われなくなってしまった技術ですね。キャラクターの大きさを変えずに、背景を大きく或いは小さくしたり、逆に背景の大きさを変えずに、キャラを大きくしたり小さくしたりなど、通常のカメラワークでは不可能なときに、オプチカル合成をしていました。
まず、合成用のマスクを作ります。そんでもって、背景と雄マスクを撮影します。それからキャクターと雌マスクを撮影します。背景のポジフィルムとキャラのポジフィルムをぴったりくっつけて、オプチカルプリンターという、大きくて高価な機械で合成します。 オプチカルプリンターを一度見たことがありますが、外見は大きなタンクみたいでした。中は見せてもらえなかったのですが、フィルムがグルグルと張り巡らされたような写真を見ました。オプチカルプリンターの中で、フィルムの焼き付けから現像まで出来るのだそうです。また、フィルムとフィルムをぴったりくっつけないと、きれいに合成できないので、機械もかなり精密さが要求されるため、簡単に開けられないと言ってました。それでも、オプチカル合成されたカットをよーく見ると、キャラの輪郭がプヨプヨしているように見えてしまうことがあります。
当然オプチカル合成は、手間も時間も、費用も(此が一番の理由?)かかりますので、劇場作品以外では滅多に使われませんでした。
フィルムの時は、こんなに大変だった「背景のみT.B」とか「キャラのみT.U」だのも、デジタルではPCで大きくしたり小さくできるのですからねぇ・・・。
※オプチカル合成の説明は、私のウン年前の記憶に寄りますので、間違えている場合
があるかもしれません。
オミット
omitとは省略という意味。設定で、陰になって見えない部分を描くために、手前にある部分を省略しますが、それを「オミットする」と言います。
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カゲ
光が当たっていない影の部分のことで、色トレスで塗り分けします。作画時は色鉛筆で書きます。セルアニメの時は、仕上げの人が、ペンでハンドトレスしていました。
普通の影のことを、二号カゲに対して、通常カゲとか一号カゲという言い方をすることがあります。

カットつなぎ
前のカットから、アクション、ポーズ、配置などがつながっているカットのこと。

画面動
大きな衝撃を表すために、撮影フレームを上下左右に動かしたり或いは小さくT.U、T.Bを繰り返して、画面が振動しているような効果を出すこと。

監督
作品全体の構成を決める人。製作現場では、一番偉い人。 監督が内容を変更すると言ったら誰も逆らえません、ましてや一介の動画マンには・・・。あ、でも仕上げの○○さんには、監督も従ってたな・・・。

キャラクター
本来は登場人物の、性格付けなどの設定のことを言いますが、アニメでは動く人物や物を指すことも。キャラと略します。

キャラ表
キャラクター表の略。キャラの表情や全身図等が描かれていて、これを参考に作画します。設定。

切り貼り
作画した後、「あっ、しまった!この絵を少しずらさないとおかしい!」と言うとき、紙を一度ビリッと切って、ずらしてからタップ穴が空いた紙に貼り付けます。これを切り貼りと言います。
キチンと位置がずれないようにしないと、動きがガタッてしまいますので、これを嫌う演出・チェックもいます。
ある時隣の席にいた作画マンが、ビリッビリッと景気よく紙を切りながら、切り貼りしていました。すると突然「あ゛ーーーーーっ!」と言う叫び声が。切らなくていい動画を切ってしまったらしく、落ち込みながら貼り直していました。
切り貼りするとき使うテープは、セロファンのテープを使うと、気温や空気中の湿気でテープが伸びてしまうため、メンディングテープを使います。
某劇場作品の時は、テープは全面禁止。紙を貼り足すときは、写真用の接着剤で貼る、と言う作画注意事項がありました。同じ会社の次回作では、そこまでの小五月蠅い注意はありませんでしたが。

クール
放送期間の単位。1(ワン)クールは約3ヶ月、13週分。coursとはフランス語だそうです。英語にするとコースcourse?元々の意味としては、「一続き」とでも言うような意味でしょうか。 最近は、1クールで終了というアニメも多いですね。製作期間が短いと、キャラクターになれてきた頃に終了ということになってしまいます。魅力的なキャラと出会った時には、もったいないなと思います。ワタルの時は、期間も長かったし、芦田さんのキャラは面白かったし、良かったな。
かといって、あまり長いと”飽きる“という人もいますが。かくいう私もあちこちの作品をふらふら渡り歩いて、一つの作品をじっくりやってないです ^_^;

口パク
台詞をさせることを、口パクと言います。キャラクターが動かずにしゃべっているとき、「止め、口パク」という言い方をします。

クミ線
BGクミの 時、背景とセルの輪郭がバラバラにならないように、レイアウトの段階で重なる部分の線をあらかじめ別紙に描いておきます。これをクミ線といいます。背景用と作画用に2枚必要です。BGクミになる部分は、大抵色トレスで描きます。セルアニメの場合は、動画の時にきっちりと線を引きますが、デジタルではPCに取り込んでからクミの部分を消しますので、少し大きめに絵を描いておきます。
クリーンアップ(クリーンナップ・クリンナップ)
Cleanup。ラフな線で描かれた絵を、きれいな線の絵にすること。清書と同じ。

劇場
映画のこと。劇場作品などと言います。 そういえば”映画“と言う言い方はしないですね。なぜなんでしょう?

欠番
カット番号や原画・動画番号は普通1、2、3〜と番号を振っていますが、演出上の理由などから途中を抜いてしまうことがあります。そうして抜けた番号を欠番と言います。単に番号振り間違いなんて事もありますが^_^; ちゃんと”欠番”と書いておかないと、後で「あのカット(原・動画)がない!」などと大騒ぎになることがあります。

原画
動きのポイントになる絵、又はその絵を描く人間。作業の流れで言うと、レイアウトの次になります。

兼用
複数のカットで同じレイアウト・BGを使うこと。レイアウトは違っても、他のカットのセルをそのまま使うのをセル兼用と言います。

香盤表
登場人物が、シーンごとにどんな服や装備を着けているかを表にしたもの。文字だけの時もあれば、設定を描いている時もあります。
芝居や落語などで、出演する順番や、役者がどんな役で出ているかを表にしたものを香盤というのだそうです。『香盤』だけで、表という意味があるので、『香盤表』というのは、「駅弁弁当」や「頭痛が痛い」と同じじゃないかと・・・。
香盤とはお香を燃やすための入れ物だそうです。
参考:「常香盤」

彩色
セルに色を塗ること、またその人。今はデジタル彩色と言って、コンピューターに取り込んだ動画に、色を付けます。

作打ち
作画打ち合わせの略。絵コンテを見ながら、演出、作監、原画、制作が作画について打ち合わせをすること。キャラクターがどんな動きをするか、表情や感情、場所や衣装、カメラワークや効果その他諸々について、演出が作画の人間に意志を伝えます。また、制作にそのシーンに必要な設定や資料をそろえるように、指示をします。
なお、演出の打ち合わせを演出打ち、レイアウトと絵コンテで美術と打ち合わせすることを、美術打ち、又は背景打ち、キャラクターの色や背景の色を、色設計の人と打ち合わせするのを色打ち等と言ったりしますが、何れも私は参加したことがないので、詳しくはわかりません(すいません)。

作画監督
アニメの絵の部分の監督。略して作監(さっかん)と呼ばれます。総作監がキャラクターのデザインをすることも多いです。また、作品全体のレベルをあげる為に、原画やレイアウトの修正を行ったりもします。現在の作監は、時間がなかったりするので、かなりハードです。

撮影
背景とセルを重ね、フィルムに一コマ一コマ撮影すること・・・だったのは一昔前になってしまいそうです。デジタルアニメでは、動画をコンピューターに取り込んでから、デジタル彩色が色を付け、それを編集します。

仕上げ
動画の後の作業、トレス、彩色、特殊効果、セル検査の作業をすること、又はその人です。 デジタルアニメになって一番変わったのが、仕上げと撮影ではないでしょうか。

締め
請求書の提出期限のこと。アップとは違います。 大抵月末に締めがありますが、月末締めかと思ったら20日だったりすることもあるので、きちんと確かめないと請求書が翌月の締めに回されてしまい、とっても貧乏な月があり泣きを見ます。打ち合わせのときや、月の半ばくらいにはきちんと確認しましょう。

初号
台詞や音が全て入って、完成したフィルム、また、このフィルムを試写するのを初号試写といいます。 「初号があるぞ。」なんて時には、現像所まで行っていましたが、今はやっぱりビデオで見たり、なのでしょうね。
ところで以前は、「初号があります。」という連絡をくれていたのですが、断り続けていたら呼ばれなくなってしまいました(泣)。でも、呼ばれてもやっぱり行けないですが・・・(苦笑)。

シリーズ
TVで毎週、或いは毎日続けて放送される作品のこと。ビデオで毎月(もっと間が空く方が多いですね^_^;)続き物が出る場合は、ビデオシリーズという言い方をすることもありますが、単にシリーズという場合は、TVのことを指します。

白箱
ラッシュや初号に行けない時に、代わりにもらうビデオテープです。通常の市販品じゃないものを、(アニメに限らず)白箱とか白ラベルとか言うそうです。会社から渡される白箱は、市販のビデオテープに、ダビングしたものを渡されます。動きの参考や、作品の世界観をつかんで欲しいときなどに渡す場合もあります。この渡された白箱、画面の端に、編集用のカウンターが入っています。

新作
新しく作ること。特に、BANKの時や兼用cutの時、新しく作画する部分があると、それを新作と言います。使用例「ここのcutはBANKですが、服が違うのでそこだけ新作でお願いします。」
また、新たに作画すると言うことなので、当然ギャラが発生します。例2「レイアウトは前話数のを兼用しますが、セルは新作でおこしてもらいますので、請求の方は、単価の○%の□□□円で。」など。

スーパー
superimposeスーパーインポーズの略。多重焼き付け。一回画面を撮影してそれを巻き戻し、もう一回撮影して絵や文字を重ねるのでWラシと似ているのですが、O.Lは二回撮影して露光が1になるのに対して、スーパーは1の露光と1(或いは2/3とか)の露光で撮影するので、文字が重なった部分は1以上の露光になります。OPやEDのスタッフ・キャストの名前なんかもスーパーです。
ストロボ
暗い中でストロボを連続で焚き、その中で動くと、残像が残ったように見えます。そのような効果を出すため、動画を6〜8コマほどで作画し、セルをOLさせて撮影します。

制作
企画から納品まで、一つの作品を作るのに、作業が滞らないように管理をすること、またその人。スケジュールの管理やスタッフ集めをしたり、外注で出している仕事の回収をしたり、他にもまだまだあるはず。(う、不勉強ですいません)

清書
原画を、彩色が色を塗れるような、動画のきれいな線にすること。または、ラフな絵を、きれいな見やすい線の絵にすること。

設定
作画、美術、仕上げが、作品内でイメージがバラバラにならないようにする為に、基本の絵が描かれたモノ。また、作品の世界観を定めること。

セル
透明なプラスチック製の薄い板。絵を描き、裏から色を塗ったものを、背景という絵の上にのせ撮影します。デジタル化が進み、ほとんど出番がなくなってしまいました。 使用済みのセルというのは、なかなかやっかいで、廃棄するのに、費用も手間もかかります。廃棄業者に引き取ってもらうまでの置き場というのにも、どの会社も苦労していました。使用済みのセルが廊下や階段に山積み、なんて光景をよく目にしたものです。
少し前までは、版権物と言って雑誌などに載るアニメ絵は、セルを使用していましたが、最近はデジタルのデータを出版社に納品するようになり、ますますセルの出番が減ってしまいました。もう、国内ではセルを生産していません。
先日、ふと思ったのですが、デジタルになったメリットの一つに、セル泥がいなくなったというのがあるんじゃないかと思いました。

セル移動
Aセルに描いていたキャラクターを、途中からBセルに描いたりすることを、セル移動と言います。 余りにもセル移動が多くて、混乱したことがあります。キャラクターが、AからB、BからCへと移り、またAに戻って、最後にA、B、C、D、Eセルのキャラ全てを、Cセルに描き込み、なんてシートをつけたことも。セル重ねを少なくすることと、動画枚数を減らす為だったのですが、そこまで面倒なことをしても、余り報われない努力だったなぁ・・・。

ゼロックス
簡単に言うと所謂コピー機。(簡単すぎ?)動画の線をそのままセルに移すことが出来、微妙なタッチも再現してくれるのですが、機械が高価で、トレスする時間もあまり速くなかったために、TVアニメ向きではなく、トレスマシンに取って代わられました。

全セル
画面の全面がセルで、背景が必要のないカットのこと。

総集編
今まで放送してきた分のフィルムを、編集して放送すること。途中に少し新作部分が入ることがありますが、大部分はBANKです。編集ものということもあります。 まあ、あんまりいい意味では使われませんが・・・。

タイムシート
原画→動画→撮影へと、次に作業する人がわかるように、動画のタイミングやセルの重ね、カメラワークなどの指示が書いてあるもの。 セルは、重ねれば重ねるほど下の絵、背景やAセルなどが暗くなってしまうので、TVではDセルまで、映画でもFセルまで、増えても2枚ぐらいとなっていました。ですから、タイムシートにもA、B、C、D及びエフェクト用のEセルまでしか、書く欄がありませんでした。でも、デジタルでは99枚まで重ねられるので(でしたよね?って、誰に聞いているのだろう^_^;、といってもそんなに多くても描けませんが)最近はHセルまで書けるタイムシートも有ります。おかげで、セル重ねを減らす為に、無理矢理描き込みにしたりというのは減りました。キャラをコピーして画面中を埋め尽くすなんてのも、デジタルならではといえましょうか。
タイムシートやレイアウト用紙は、会社によって色んな形があるのですが、その会社が元々どこと関わりが強いか、なんてことがわかる場合もあります。東京ムービー系だとか、サンライズ系だとか・・・。
第一原画
略して一原。ラフ原より、ある程度しっかりとキャラクターや演技などを描くこと、またその人。最近はレイアウトと一緒にラフ原および第一原画も作業することが多い。ラフ原、レイアウトラフ原参照。

第二原画
略して二原。レイアウト、レイアウト修正、第一原画、修正をもとに原画を清書すること、またその人。

タップ
作画時や撮影時に、動画用紙がずれないようにするための道具。まだタップがない頃は、カドあわせと言って紙の端を合わせて作画や撮影をしていました。絵によっては紙を横にしたり逆さにしたりと机の上でくるくる回転させながら描くのですが、カドあわせだと、机が回転するトレス台でなければならず、これがまた大きかったそうな。 タップのおかげで、作画用の机もずいぶんシンプルになりました。何せ机の上で自由に移動できるのですから。

ダビング
映像に、台詞や効果音、音楽などをつけること。映像が完成する前に、音の方は完成していたりして・・・。

ダブらし、Wラシ
一つの絵に、別の絵が半透明になって重なっていること。まず、元の絵を半露光で撮影します。フィルムを巻き戻して、透けさせたい絵をのせて、再び半露光で撮影します。そうすると、上にのせた絵が半分透けて見えます。絞りの具合によって、濃くしたり薄くしたりします。デジタルでは、Wラシにしたいキャラを、編集段階で何%透過させる、と指示します。

付けPAN
移動するキャラクターを追いかけるようなカメラワーク。Followは、ほぼ直線的で、一定のスピードのことが多いですが、付けパンは複雑な動きや、スピードの変化がある動きを追いかける時に使います。
大判に背景を描き、スタンダードサイズで作画したキャラクターの動きを追うように、背景をスライドさせながら撮影します。

つめ
動画で、動き始めや止まる前など、動きが遅い時に、割りの間隔を小さくしますが、それをつめと言います。速く動くところは、割の間隔を大きくし、ゆっくりのところをうんとつめると、動きにメリハリができますが、これが日本のアニメーションの特徴の一つになっているようです。
透過光
マスクを使って光を合成すること。背景やセルなどの上に雄マスクをおいて撮影し、フィルムを戻して先程撮影したコマに、今度は雌マスクをおいて下から光を当て、撮影します。またピンホール透過光と言って、小さな光の粒がキラキラしているのは、黒画用紙に針でポチポチと穴を開け、下から光を当てて撮影します。小さくて微妙な形をしている光(例えば飛び散る火花みたいの)は、リスマスク透過光と言って、リスフィルムという、印刷用のフィルムを使って合成します。ただリスマスクの場合は、撮影するときに直接光を当てるのではないので、あまり強い光は表現できません。その代わりに微妙なフォルムが作れます。フィルムで合成するので手間がかかり、制作さんには多用しないでくれと言われましたが・・・。
デジタルアニメの初期は、まだ透過光の表現が出来なかったのですが(リトルマーメイドの頃)、透過光ができるようになってからデジタル化が進んだ、という気がします(私だけかな?)。機械が安くなった、他諸々の事情というのもありますが。

動画
原画や作監が修正した絵を清書して、原画と原画の間に、動きがつながるように描かれた絵。またその作業をする人。 動きがスムーズになるために、大切な作業なんですが、最近はただの「中割り(線と線の間を機械的に描くだけ。そんなことは20年前のパソコンにも出来る)」になっているような・・・・・・。

動検、動画チェック
動検は動画検査の略。できあがってきた動画を、文字通りチェックする人。 本来は動画作業後の仕事なはずの動画チェックも、動仕出し(動画と仕上げを一括して海外に発注する)の為に、動画前に、原画にラフで動画を入れると言う事もやります。

同トレス
動画をトレスして、同じ絵を描くこと。丸々一枚同じ絵を描いたり、ある部分だけ同じ絵をトレスするように指示があったりします。

特殊効果
エアブラシで、光や影を表現すること、またその人。略して特効。 初めてこの略称を聞いた時には、ちょっと驚きました。
制作「特効の○○さんいる?」 私(えっ、特攻?) 「いるよ〜。」と、奧からエアブラシを持った人が・・・。
話がずれました。特効さんがやる場合も有れば、仕上げの方がやっている場合もありました。デジタルになった現在は、撮影の方がやる場合もあるようです。
デジタルの初期は、エアブラシの表現がきれいに出来ず、仕上げの人がずいぶん苦労した、と聞いたことがあります。

止め
動かないで止まっている絵。キャラなどが、1カットの中で動かない絵のことを、止め絵といいます。

トレス
清書しながら動画用紙や、セルに絵を写し取ることです。トレスマンというと、動画をセルに移す人のことを指します。昔はすべて手書きでしたが、その後ゼロックスやトレスマシンなどの機械で、黒い線をトレスするようになりました。カゲやハイライトなどの色線は、ペンで描き足します。 セルに細いきれいな線で描くのはなかなか難しく、太くなったりかすれたり、よれよれと曲がってしまったり。これが熟練した人になると、その線の美しいこと。なかには「このキャラ崩れてる!」と言いながら修正してしまう人もいたとか。それがまた動画マンよりうまかったそうです。
このトレスマンもデジタル化の波にのまれてしまいました。が、前述のトレスの達人は、デジタルになってもご健在です。(ますますパワーアップしています^_^; )

トレスマシン
動画用紙とセルの間にカーボン紙という熱転写用の紙を挟み(FAXやワープロのリボンの大きいの)、トレスマシンの中を通すと、鉛筆で描かれた絵が転写されてきます。色トレスの部分は、転写されないように色鉛筆で描きます。 ゼロックスに比べると安価でスピードも速いので、多くの会社で使われました。ただ、ゼロックスは、線の強弱も再現してくれたのに比べ、トレスマシンは均一な線ではないと、かすれや線の中に泡が出来て、仕上げが色を塗れなくなることも(何度怒られたことか・・・)。セルからカーボンを外すのにもコツが有り、セルによけいなカーボンが残らず、かつトレスされた線がキレイに出るように、シャッと素早く気持ちよく取る人が居ました。
カゲやハイライトなどの色の線は、やはり手書きですが、色カーボンというのを使って、他の色をトレスすることは出来ます。でも、一色々別の紙に描いてトレスマシンにかけなければなりません。しかし、色の種類が多くないことと、トレスマシンは熱を使って転写するために、何度もトレスするとセルが熱でのびてしまうので、何色もマシントレスすることは出来ません(原則マシンがけは2回まで)。
トレスマシンで写らないように、色トレスの線は色鉛筆で書かなければいけないのですが、使える色とそうでない色があります。使えるのは、赤、朱色、水色、黄色、黄緑、ピンク、オレンジ等の薄い色。以前試したときは、緑、紫、青も大丈夫でしたが、黒い部分を塗りつぶす指示の時以外は、使ってはいけないことになっていました。使えないのが、紺、茶、灰色、黄土色等の濃い色、黒が入っている色です。ゼロックスは水色以外使えません。デジタルの場合は、スタジオによって微妙に違うようですが、赤、朱、水色が使えるようです。その他の色は紙の裏側に描きます。色を塗るときもすべて裏側です。
デジタル化が進み、トレスマシンも出番がほとんどなくなってしまいました。

長セル
PANやSLの時に、画面より長い絵が必要な場合に使う動画用紙やセル。縦にPAN或いはSLする時は、縦長の紙を、横の時は横長の紙を使います。大判。

中なし
原画と原画の間を動画で割らないこと。パッと素早い動きにしたいとき、中なしにします

なびき
風に、髪や服、旗などがあおられている様子。エフェクトの一。

なめ
画面の手前に、大きく人物やものなどが入り込むこと。

二原
第二原画の略。

二号カゲ
キャラクターなどに、通常の影に加え、さらに暗い影が入ることがあります。これを二号カゲと言います。TVシリーズではあまり使うことはないですが、演出的に光りや影を強調させたいとき、また、劇場作品では使われることが多いです。
パース
perspectiveパースペクティブの略。遠近法。レイアウトを描く時、一番重要なのがパースかもしれません。 まぁ、私もよく「パースがおかしい」とリテーク返されますが・・・(T.T)。

ハーモニー
質感を出すために、トレスしたキャラにアニメ塗りをするのではなく、背景のような色塗りをすること。動画を描くときも、質感を出すためにタッチを入れたりします。

背景
キャラクターの後ろ側、画用紙に書かれた動かない絵。レイアウトを元に、美術が描きます。デジタルになっても、多くの作品は紙に描かれた背景をスキャナーで取り込むのですが、作品によっては、PCに取り込んだ物を3D(立体的に)加工したり、直接PCで描いたりします。

パカ
光りを強くしたり弱くしたり、また黒コマ(真っ黒な画面)と白コマを繰り返して、画面が明滅しているように見せること。 やりすぎると、目が痛くなり、画面を直視できません。以前、社会問題になったこともあります。その為、最近のアニメでは、殆どやることはありません。昔のアニメを見ると、たまーに「こりゃぁ、今は放送できんわ(苦笑)。」というのがあったり・・・。

バストサイズ
人物の、胸から上を写すサイズ。バストショット。セリフをしゃべらせたり、表情を見せたりするときにごく普通に使われるサイズです。アップ、フル参考。

パラ
画面の端を暗くする効果。心理効果をねらったときに使われることも多いです。昔の実写映画では、パラフィン紙を使って光を遮っていたため、パラというのだそうです。「パラをかける」「パラがけ」と言う言い方をします。
美術
キャラクター以外の動かない背景の設定を作ったり、背景を描いたりする人。

美設
美術設定の略。背景の設定表。

ピン送り
手前と奥のピントを入れ替えること。手前にピントがあって奥がピンぼけの時に、反対に奥にピントがあってはっきり見えるようになり、手前がピンぼけになるようにすると言うこと。

フォーカス
ピントを甘くして、画面に柔らかい効果を出すこと。所謂ソフトフォーカス。

フォーカスIN
ピンぼけの画面から、だんだんピントがあって画面がはっきり見えるようになっていくこと。フォーカスOUTの反対。登場人物の意識が戻る所なんかで使われたりしてます。演出さんによっては、あざと過ぎるので使わないという人もいますが。

フォーカスOUT
はっきり見える画面から、だんだんピントがぼけてゆき画面がはっきり見えなくなっていくこと。フォーカスINの反対。

俯瞰
上から見下ろした構図。アイレベルは高い位置になります。

ブラー
モノが早く動いているようなぼかしの効果を、撮影で入れること。
ブラーなし

ブラーあり
(Gimpで自作したショボいブラー)

ブラシ
色の塗り分けでは表現できない、微妙な影や光、けむり、ほっぺたの赤みなどを、エアブラシを使って表現すること。特殊効果。

フラPAN
フラッシュパンの略。早くPANさせること。QPANと同じ。

フリッカー
Follow PANの時に、作画のスピード、撮影コマ数と、引きのスピードが違う時、キャラクターが細かく振動しているように見えることをフリッカーといいます。実際は進んだり戻ったりしているのですが、1〜2コマなので、振動、というかダブって見えます。フリッカーを防止する為に、作画を二コマにして引きも通常は一コマで引くのを二コマで引くようにします。また、Follow PANではなく、付けPANに出来る時は付けPANにします。 昔、劇場作品でフリッカーがあるカットを見せられたことがあります。TV画面ではさほど気にならないのですが、大画面でアレをやられると、乗り物酔いをしたような気分になり、頭が痛くなりました。当時はまだ高校生で、当然フリッカーなんて言葉は知らず、今のは何だったんだろうと思いました。未だに覚えているんだから、よほど強烈だったのでしょうね(笑)。

フル
1. フルアニメーションのように、1コマで作画すること。「フルで動かす。」と言ったりします。
2. 人物の全身が入るサイズ。フルサイズ、フルショット。歩きや走り、全身の演技を見せたいときに使われることが多いです。バストサイズ、ロング参考。

フルアニメーション
映画用のフィルムは、1秒間に24コマの絵を見せることによって、動いているように見せるのですが、24枚全ての絵を描くことを、フルアニメーションと言います。1秒に24枚分の絵では、微妙な変化をかきわけられないので、同じ絵を二コマずつ撮影し、1秒間に12枚の絵を見せるのも、フルアニメーションという場合もあります。現在のTVアニメの殆どは、それよりさらに少ない、1秒間に8枚のリミテッドアニメになっています。

ブレ
キャラなどが大きく動くのではなく、細かくふるえたり振動しているとき、同じ絵を2枚(場合によっては3枚以上)トレスして、手書きの微妙なずれでふるえを表現すること。「同トレブレ」「ブレトレス」などと指示します。
フレーム、Fr
スタンダードフレーム(一般のTV)のレイアウト用紙
テレビなどの画面に映る範囲です。この範囲内で演技をさせます。ここから外れると画面に映りません。100Frがスタンダードフレームです。これより大きいのを、大判と言います。
フレームのサイズは約24cm×18cmですが、会社によってびみょーにサイズが違います。特殊な作品、例えばハイビジョン用等の特殊なサイズもあります。
フレーム一杯一杯に描いても、機械の関係上、端は写りません。写る範囲を安全フレームと呼んでいます。安全フレームは、70〜80Fr、タイトル等の文字は60Fr位です。 昔のテレビは、写る範囲が狭い為画面の端っこは隠れてしまったので、かなり狭い範囲でキャラクターを動かしていました。最近は放送局側も家庭のテレビも機械の性能がいいので、画面の端も見えるようになりました。20年ぐらい前の作品を見ると、キャラが真ん中あたりにいて、端が妙にあいたりしてるように見えます。

フレームアウト、FrO
フレーム内のキャラクターが、フレームの外へ出て、画面に写らなくなること。単にアウト・OUTととも言います。

フレームイン、FrI
キャラクターが、フレーム外からフレーム内へ入ってくること。単にイン・INとも言います。

プレスコ
プレスコアリングprescoringの略。先に声を録音して、それに合わせて作画すること。アフレコの反対。海外では、アフレコよりもプレスコの方が主流です。 scoreと言うことは、元々音楽用語?先に歌を録音しておいて、それに合わせて口ぱくしたとか?
BBSでaliceさんが書いてましたが、アクレコ(アクターズ・レコーディング)という言い方もあるようです。

マスク
透過光や、オプチカル合成、画面分割などのときに使います。マスクには、雄マスクと雌マスクがあります。雄マスクは、撮影しない部分の形に黒く塗りつぶしたセル或いは黒い紙を切ったもので、雌マスクは周りの方を黒く塗ったもの。

マルチ
マルチプレーンmulti-planeの略。撮影台を多段にして、下段、或いは上段にピントを合わせることによって、手前と奧との立体感を出します。上下の間隔をあけると、ピントが合っていない方の段は、ピンぼけが大きくなります。上段・下段のS.Lの速さを変えることによっても、立体感が出ます。普通の撮影台で上段と下段のセルはくっついていて、引きの速度だけを変えることを、密着マルチと言います。
マルチプレーンの撮影台は、普通の撮影台よりも高さがあります。ですから大きな撮影所でないと、設置できません。
ディズニーの長編では、5段マルチなんて言うのがありましたが、撮影台が5段もあると、とてもじゃないですが高くなりすぎる為、横置きの撮影台で撮っていたそうです。
上段にセルやBookを置くとき、裏打ちと言って、絵の部分を黒く塗らなければ、下段を照らす光で、透けてしまいます。また、上段はカメラに近い分撮影範囲が狭まるので、その分小さく描きます。

目パチ
目を、ぱちっとつぶること。つまり瞬きすることです。特に、瞬きすることで感情表現したり、演技をさせたいときに、演出の方が絵コンテに指示を入れます。動きがないときに目をぱちぱちさせるときには、目だけ別セルにすることが多いです。動きの中で、目をつぶらせたいとき、原画と原画の間、動画で瞬きさせることを、「中目パチ」と言います。

モブ、モブシーン
群衆シーン。大勢の人間が動いているときに、モブと言います。 TVシリーズでは、止めで済ますことが多いですが、劇場ではここぞとばかりに動かしたりします。何十人も、点伝バラバラな動きをすることも。一枚描くだけでやんなるのに、何十枚も描いたらもう・・・。でも、そんなに苦労して描いても、アッと言う間なんですよね。あまりの短さに、劇場で見て愕然とします。
※止めの場合は、モブという言い方をしません。あくまで動いてこそのモブシーンです。
夕景
夕方の風景。背景やキャラに夕焼けを強調した光源や色を使います。夕焼けを表現する為に、赤っぽい色にしたり、逆に影を青っぽくしたり、演出や色指定の考え方で、いろんな表現方法があります。見比べてみるのも面白いかも。

ラッシュ
編集したばかりで、音が入っていないフィルム、そのフィルムを上映すること。これを見て動きやタイミングを確認します。自分が描いた絵に、色が付いて動いているのを、この時点で初めて見ることになります。けど、今はフィルムではなく、ビデオを見るようです。最近はスケジュールがないので、ラッシュは無しと言うことも。 私はラッシュや初号になかなか行けないので、代わりに白箱をもらうことが多いです。

ラフ
下書きや、荒く描いた絵のこと。大まかなパースと、丸ちょんで描いた人物が配置されている程度だと、大ラフやあたりと言ったりします。

ラフ原
アフレコやダビング用の素材を作るため、下書き程度の絵で原画を描くことを言います。 演出がチェックした後、またこちらに戻ってきて、きちんと書き直すことが多いのですが、最近はスケジュールがなくて、「第二原画(二原)」が清書をして動画へ行ってしまうことも少なくありません。仕事としてレイアウトラフ原を頼まれる時も多いです。

リテーク
re-take、これほどいやな用語があるだろうか(笑)。take・テイク・テークとは元々実写映画の用語で、一回の撮影という意味です。リテークは、撮影のやり直しという意味になりますが、アニメでは、作業のやり直しという意味で使われます。作画のやり直し、彩色のやり直し、背景の描き直し、撮影のやり直し等々・・・・・・; .;

リミテッドアニメ
フルアニメは、1秒間分として24枚の絵を描きますが、リミテッドアニメは、撮影時に同じ絵を3コマずつ撮影し、1秒間に8枚分の絵を見せるようにしています。今のTVアニメの主流です。

流背
流線背景の略。速く移動しているのを表現する為に、BGをはっきり描かずに、流線で表現すること。迫力を出したい時にも、よく使われます。ぐおーっと回り込む時に、縦にBGが流れたり、驚きを表現する時に、ひえーっと驚いているキャラの後ろをがーっとBGが流れたり。妙な効果音ばかりですが、打ち合わせの時もこんなもんです(笑)。
流景と言う演出さんもいました。

レイアウト、L/O
構図。背景と人物などの配置を描いたもの。原図と言うことも。略してL/Oと書きます。主に原画マンが描きますが、作品によってはレイアウト専門に描く人がいることもあります。またレイアウトで、キャラクターにある程度の演技を付けておきます。(付けてない人もいますが)Follow、PAN、S.L、T.B、T.U等のカメラワークもこの段階で決まります。最近は背景がCGになり、そこにキャラクターをのせるなんてこともあります。

レイアウトラフ原、L/Oラフ原
レイアウトを描く段階で、ラフ原とタイムシートを書くこと。 スケジュールの関係で、アフレコやダビングを先にしなければならないとき、タイミング撮り用の素材としてこういう作業を求められることが多くなりました。演出・作監のチェックを受けた後、こちらに戻ってきて通常の原画作業をすることもありますが、第二原画として別の人が原画の清書をしたり、或いはそのまま動画へ行ってしまうことも多いです。

ローリング
作画でなく撮影時に、キャラが上下に繰り返し動くようにすること。撮影するときに、セルを上下に動かしながら撮影します。けど、今はキャラをスキャンしてから、後で動かすんでしょうね。(でしょうねって・・・)

ロング
遠景。場所などを見せたいときに使われます。もう少し人物をよく見せたいときには、フルが使われます。人物が見えるぐらいのロングから、町全体を一望するような超遠景、果ては銀河系なんてのまで(これもロングというのだろうか?)。

ワイプ
画面の切り替えの時に、次の画面が端から現れてきて、前の画面をぬぐうようにでてくること。左右、或いは上下からでてくる。全然別のシーンへの切り替えの時などに使われます。 ギャグものでは、デフォルメキャラが画面を端から持ってくることも。○○(キャラの名前)ワイプと呼んだりしてました。

 

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